CPUが間違えると節電になる?

マサチューセッツ工科大学で「CPUに適度に間違わせることで節電する」ということが研究されているそうです。

どういうことかというと、CPUはプロセスルールを縮小すると、信頼性が低下します。しかし、電圧を上げれば信頼性が高くなります。

ところが、省電力が必要な現代ではそれができません。だったら信頼性が低くてもよい処理は低電圧でやってもよいのではないか?ということのようです。

信頼性が低くてもよい処理ということで例に上がっているのは、動画や画像の処理です。信頼性が低いといっても、おかしくなるのはほんの数ビット程度のようなので、一番ごまかしやすい処理ということで動画や画像なのです。

このような処理によって最大で19%も電力を節約できたそうで、実用度も高いといえます。

しかし、コンピューターは正確であることが一番のウリなのですが、それを逆手にとって不正確にすることで節電するという発想はすごいですね。

でも、これは本当にごく一部の処理にしか使えない技術ではありますよね。毎回結果が微妙に違うなんて本来コンピューターでは考えられないことですから。

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