よく言われているSSDに対する懸念は寿命です。
SSDは寿命があるので積極的に採用できない方が少なからずいるようです。
そんな中、Intelから高い信頼性を誇るSSDが発売されました。(詳しくはこちら【SLC並みの耐久性をうたうMLC-SSDがIntelから登場】)
最近の低価格SSDはMLC型のNANDメモリを使用しています。MLCは1つのセルに2個のデータを書き込めるので、SLC(1つのセルに1個のデータを書き込める)の倍の容量が実現できます。
しかし、メモリの劣化が激しくなり、寿命は10分の1程度になるといわれています。
なので、価格よりも寿命を優先する場合は、高額でもSLCのものを選ぶ場合があります。(現在、個人用でSLCはまず見かけませんが。)
ところが、IntelはMLCでも長寿命を実現したそうで、従来製品の30倍の耐久性があるのだとか。
もし本当なら、SLC製品よりも寿命が長いことになりますので、かなり魅力的な技術です。SanDiskが製造しているSSDは独自技術により、高速長寿命ですが、これはファームウェアの力です。
Intelもおそらくファームウェアの技術によって、長寿命を実現できたのではないでしょうか。
価格はそれなりにプレミアムな感じですが、それでも全く手が出ないほどでもありませんので、何とか一般向け製品でも手ごろな価格で出してほしいところです。
ただでさえ人気のあるIntelのSSDが、ますます評判になりそうです。
他社も負けじと対抗製品を出してほしいですね。