マイクロソフトが販売するデータベースは2種類あります。
一つはオフィスに含まれる Access です。こちらは主に個人で使ったり、簡単で小規模なシステムを作ったりするのに向いています。もう一つは SQL Server です。こちらは大規模なシステムを作るのに向いています。
どちらもデータベースですが、規模や価格が違うので用途に合わせて使い分けることになります。
ところで、SQL Server には無償版が存在します。Express エディションがそれにあたりますが、無料だからと言って侮れません。中小企業で使う程度のデータベースで有れば十分実用に足りるのです。
それで、その無償版ですが、有償版の SQL Server がバージョンアップするとちゃんと一緒にバージョンアップしてくれます。例えば現在の SQL Server のバージョンは 2008 R2 ですが、Express でも同じバージョンです。
また、バックエンド(データベースエンジンとして)で SQL Server を動かしておいてフロントエンド(画面周りとして)で Access という方法もとれます。なので、無償の SQL Server Express と Access を組み合わせたシステムも以外と多いようです。(世の中の多くの企業は中小規模ですから。)
しかし、データベースを無償で提供するとはマイクロソフトは太っ腹ですね(笑)。