グリッド式レンダリングはすげ~!

職場はコンピュータの専門学校ですので、CGに関しても教育しています。(私は範疇外ですが。)
最新のコンピュータでCGのレンダリングをするとどれくらい高速なのかを実験してみました。
 
使用したのは
ソフト:
  OS Windows Vista x64版
  アプリケーション Shade 10
ハード:
  CPU Core 2 Quad Q9550(3.01GHz OC)←時折出てくる私のPC & Q9450(ノーマル)←ほかの職員所有のPC
  メモリ 8GB
つまり、2台のPCでひとつはQ9450に Shade 10 の本体ソフト、もう一つはQ9550にグリッドサーバーソフトとして、PC一台の場合とグリッドを使った場合とでの比較を行ったわけです。
 
レンダリングの結果は以下の通りです。(要した時間を複数回比較)
Q9450機単体:5:36~5:38
グリッド使用時(100Mbps LAN):2:22~2:23
グリッド使用時(1Gbps LAN):2:18~2:22
グリッドのみ(Q9550単体):3:38
 
グリッドを使用すると圧倒的に高速です。処理速度は2倍を完全に超えています。ネットワークを介するとどうしても0.75倍(マニュアル掲載値)の能力しか出ないはずなのですが、それでもこの結果です。また、OCがいかに処理速度を高めているかもよくわかります。
 
Quad Core 搭載PCが複数台あればかなり高速なレンダリングが可能なようです。どんな素材を使用するかにもよりますが、たとえば12時間かけていたレンダリングが6時間掛からないわけですから、本当に魅力的です。ただし、その分のコストもきっちり掛かるわけなので、簡単にできることではありませんね。
 
なお、CG担当教諭の経験や今回の実験などからわかったことは、グリッドに使うPCはShade本体の入ったPCよりやや高速なほうが良いということです。そうしないと同期が崩れて動画の作成時などはコマ落ちが発生する可能性が高くなるからです。また、今回に限ったことかもせれませんが、LANのスピードはあまり関係ないということも言えそうです。100Mbpsあれば十分なのかもしれません(それでも多少なりとも確実に高速化しているのは事実です。)
 
条件が揃うのは容易ではありませんが、揃っている方はぜひテストしてみていただきたいと思います。
 
※つくづく思いました。PCが速いって本当に素晴らしいですね♪
 
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