ルノーメガーヌRSにMTが追加されました。早速どんな仕様なのか、詳しくチェックしますので、ご興味のある方はご覧ください。なお、台数限定なので、購入を検討している方は急いでチェックしてください。
メガーヌ ルノー スポールの6MT仕様とは?
それでは、メガーヌ ルノー スポールの6MT仕様について、細かくご紹介します。(こちらの記事は、メガーヌ4RSのMT仕様車について記述しています。)
どんな車?
メガーヌRSのMT仕様は、よりスポーティなグレードになっていて、カップ(CUP)が名前についてます。つまり、「メガーヌ ルノー・スポール カップ」という名前です。アルファベットで示すと「MEGANE R.S. CUP」となっています。
つまり、カタログモデルの通常のメガーヌRSと比べて、より走りの性能を向上させたグレードになっています。これまでも、メガーヌRSは「シャシーカップ」と「シャシースポール」の2種類がありました。前者がより走りに、後者がより乗り心地に重点を置いています。
どうやら、今回のメガーヌRSは、「MTなら走りに重点を置いた方が良いだろう」という判断なんでしょうね。(フランス本国ではシャシースポールのMTもあります。)
エンジンは?
エンジンに変更はありません。これは通常モデルと同じ279馬力です。なお、ヨーロッパに存在する「トロフィー」というモデルであれば、300馬力のエンジンを搭載しています。
足回りは?
足回りは変更があります。簡単に言うと、前後の足が固められています。具体的には次の通りです。
強化ポイント | 数値 |
---|---|
スプリングレート(フロント) | +23% |
スプリングレート(リア) | +35% |
アンチロールバー | +7% |
ダンパー | +25% |
4HCC | +10% |
このように、足回りを中心に車体を強化することで、より速く走れるようにしています。その代わり、乗り心地は確実に悪くなっているでしょう。もともと、4輪操舵(4コントロール)でよく曲がるようになったので、足を柔らかくして乗り心地に振っていました。
それを硬くしたということだから、おそらく標準のメガーヌRSよりは乗り心地が悪くなるものの、先代モデルよりは乗り心地が良さそうですね。
また、このマニュアルモデルにはトルセンLSDが搭載されています。標準モデルは電子制御によるもので、いわゆるブレーキLSDとかトルクベクタリングと呼ばれるものです。それを機械式のリミテッド・スリップ・デフにして、さらに走りに振っています。
その他の特徴は?
上記以外の特徴としては、MT仕様の場合、パーキングブレーキが手動式になる点です。標準のEDC仕様の場合は、電子式で自動又はスイッチによる手動での作動です。これも、走行中にサイドブレーキを引いてテールスライドさせるような走りのためでしょう。
したがって、メガーヌRSカップはサーキット走行を強く意識したものになっていると考えられますね。
価格は?
車両価格は、「450万円」で100台限定です。標準モデルが440万円なので、10万円高くなっています。購入したい方は、急いでディーラーに相談してください。輸入車は注文生産できない場合がほとんどなので、在庫がなくなったらそこで終了です。
ただ、情報が早い人はすでに注文していると思いますので、結構売れてしまっているかもしれませんがね。
まとめ
いかがでしたか?
メガーヌRSは4代目になってEDCという自動式のミッションになりました。ヨーロッパ仕様ではMTも標準で選べますが、日本では需要の関係で台数限定になっています。これまでの経験から、人気があればもう1回ぐらい台数限定販売しそうですけどね。
ただ、個人的にはメガーヌRSと言えばMTだと思いますね。ヨーロッパでは当初EDCしか出さないという話しが流れたら、相当批判が上がってMTも発売されることになりました。やっぱりルノースポールと言えばMTなんですよ。
できれば、新型クリオ(日本名:ルーテシア)のRSにもMTを登場させてほしいですね。まあ日本の場合は、台数限定でもMTが発売されればそれだけでもありがたいことですよ。
以上、メガーヌRSにMTが追加されましたので、ご紹介しました。