メモリの増設は、対応をよく確認しましょう

同業者からメモリの増設を頼まれました。

2台のノートPCで「VJ17M/FD-3」(以下VJ17)と「VY16M/RF-X」(以下VY16)です。

この2台はともにメモリの最大容量が2GBです。そのため1GBを2枚取り付けることで目一杯積むことになりました。
メモリはCFDの「D2N667CQ-1GLZJ」です。DDR2-667 1GB 永久保証で、低価格(2,000円以下)です。
VJ17は標準で1GB1枚(1GBが1枚必要)、VY16は標準で512MB1枚(1GBが2枚必要)なので、3枚のメモリを購入しました。これで両機とも2GBになります。(512MBが1枚余る計算です。)

物が届いたところで早速取り付けにかかりましたが、VJ17で問題が発生しました。
標準で付いている1GBに1GBをプラスしたのですが、なんと増設した1GBが認識してくれません(汗)
取り付けが悪いわけでもなさそうなので、標準のメモリを外して新しいメモリを2枚つけてみました。

結果、見事に認識しました!.....

今度はVY16の番です。VJ17のお下がりのメモリと新規購入したメモリの2枚にしてみました。

結果、こちらも見事に認識しました!.....??

なぜこのようになるのでしょうか?

おそらく想像するに、メモリモジュールに搭載されているチップの個数が影響しているのではないでしょうか。
VJ17標準装備のメモリはチップが裏表合わせて16個付いており、CFDのメモリは裏表合わせて8個でした。

チップセットやマザーボードの設計によっては、容量以外にチップの個数で制限を受ける場合があります。
今回がまさにそれだったのです。

VJ17の方が新しいのですが、おそらくコスト削減のためにメモリに対するキャパシティを狭くしてしまったのでしょう。
今回はたまたま2台同時増設だったので、このようなことができたのですが、普通なら非常に気付きにくい問題でしょう。

低価格製品の場合、思わぬところに落とし穴があるようです。パーツは対応をよく確認してから購入しましょう!

今回は正直、ちょっと焦りました(笑)

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