Windows7のネットワーク設定を最適化する方法についてはネットで検索すると大体似たような内容にいきつきます。
その設定というのは以下のようなコマンドです。
netsh interface tcp set global autotuninglevel=highlyrestricted
netsh int tcp set global chimney=disable
netsh int tcp set global rss=disable
netsh int tcp set global netdma=disable
分かりやすく言うと、1行目がネットワークの設定値の最適化です。2行目以下がCPUの負担を下げる設定を無効化しています。
1行目は理解しやすいのですが、2行目以下でわざわざCPUの負担が大きくなるようにしているのはなぜでしょうか?
実は、CPUの負担を抑えるためにネットワークカードに仕事を割り当てているのですが、時としてこれがネットワークを遅くしてしまうことがあるからです。
確かにこれで早くなるのですが、一つ不具合が見つかりました。
私の環境固有の問題かもしれませんが、上記設定後にストリーミング系の通信が途切れるという問題が発生しました。
具体的には「radiko」などのインターネットラジオで、頻繁に切れるのです。
そこで、設定を見直したところ、1行目の設定のみなら何の問題もなく、それどころか複数のラジオを同時に再生しても途切れませんでした(まあ、意味はないでしょうが 汗)。
ちなみに2行目以下の設定を元に戻すには「disable」を「enable」にします。
これで、少しですがWindows7のネットワークが高速化されます。(環境によっては何の変化もないかもしれません。)
回線が高速であればあるほど影響が出やすいようですが、自宅のADSL環境ではほんの少しだけ早くなったように感じます(回線速度テストでは少しだけ数値がよくなりました)。
なお、「highlyrestricted」は「normal」とすることで元に戻せます。
一般に言われている設定も、環境によってうまくいかないことがあるので、鵜呑みにしないで注意しないといけませんね。