残念なことにまたしてもバス事故が発生しました。
北陸自動車道の小矢部川サービスエリア内でバスがトラック2台と衝突しました。その結果2名の方が亡くなりました。ご冥福をお祈りします。
バスは、宮城県から石川県へ向けて走っており、その途中で起こった事故です。
高速バスでは関越道の事故を踏まえて規制が強化され、運転に無理が生じないよう法律が見直されました。
しかし、事故は起きました。私は、関越道の事故以後もおそらくまた事故が起きるのではないかと思っていました。
なぜなら、人間が運転している以上事故は起こるからです。もちろん事故を起こそうなどと考えている人はいないでしょう。それどころか事故を起こさないように安全運転をしているでしょうし、それができるのが日本人の素晴らしいところです。
でも、人間は突然倒れたり、場合によっては急死してしまうことがあるのです。根本的な部分で、「事故は起こるもの」という認識が日本の社会に乏しいような気がします。
やや潔癖な日本人の気質だと、「事故は起こらないもの」という前提で考えがちです。
しかし、事故は起こってしまうのです。したがって、運転手が何らかの理由で運転ができなくなった時のために、何かしらの安全装備があれば少なくとも死者を出さないようにすることができるのではないでしょうか。
その例が、最近急激に普及しだした緊急時自動ブレーキです。これをそのままバスに使うのは無理がありますが、バスにとって最善となる何らかの安全装備が必要です。
日本の最先端テクノロジーはこういったところにこそ使ってほしいです。できるだけ法規制を緩くして、安全対策技術は積極的にすぐ導入できるようにしてほしいと思います。