車離れに関する記事が出ていました。
それによると、理由の一つに若者の収入が少ないことが記されていました。
これを見て「なるほど」と思った方はいるのでしょうか?
それは間違いです。
車好きな方なら分かるでしょうが、昔のほうがはるかに車は高価だったのです。
例えば年収と比べると、今の車は年収と同じか下回るぐらいの価格です。しかし、昔は年収の4倍ぐらいの価格です。
例えば年収が二十四万円(月給二万円)ぐらいの時代に車が百万円近かったのです。それでもみんな借金をして買ったものです。つまり、金額的な問題ではないのです。
価値観が変わり興味が他へ移ってしまったのが大きな理由です。
また、その記事では車を持たないことや免許すら持っていない若者の価値観を肯定していましたが、それが許されるのは首都圏のみです。
地方では運転免許がないと就職すら難しいのです。車離れは、昔に比べれば進んでいるかもしれませんが、それは首都圏に限って顕著なのです。
残念ながら車関係の記事については、全く当てになりません。車雑誌以外の媒体のほとんどの記事は車についての理解が足りなさすぎるのです。
その昔それを象徴する事件を目の当たりにしました。
フェアレディーZが復活するという時にある記者が、「エコが叫ばれる時代にスポーツカーを出すのはおかしいのではないか」と質問した記者がニュース映像に映っていました。
何と愚かなことか。私は父親ともども大変憤慨しました。
みなさんはぜひ車に対して正しい知識を持って、楽しんでいただきたいと思います。
※ちょっとまじめすぎたかな?(笑)