ビデオボードのベンチマークを行いました。
GeForce 8600GT から GeForce 210 への変更で3D性能が低下するのは当然なので、2Dについて調べました。
HDBENCH(今となってはかなり古いですが)を使って測定したところ、以下のようになりました。
チップ名 | Rectangle(矩形) | Text | Ellipse(円) | BitBlt(転送速度) | DirectDraw |
8600GT | 90400 | 15925 | 7040 | 1004 | 59 |
210 | 44564 | 26800 | 12700 | 230 | 59 |
矩形が半分以下、テキストが1.68倍、円が1,8倍、BitBltが約2割、DirectDrawは同じという結果です。
矩形が遅くなったので、確実にグラフィック処理が遅くなっているようです。また、BitBltが遅くなっているのはメモリインターフェイスが 128bit から 64bit になっているので当然ですね。(DirectDrawはリフレッシュレートが上限値なので考慮しません。)
円は高速になっていますが、通常の使用ではあまり描画速度に影響しないでしょう。しかし、テキストが高速になっているので、業務向きということでしょうか?
3Dのゲームをバンバンやるというよりも、多少3D表現の出るビジネス用途で利用するのにちょうどよさそうです。消費電力も最大で30.5Wですので、省電力性とも相まってビジネス用に軽快なPCが必要な場合にはうってつけですね。
今までオーバースペックだったので、ちょうどよい感じになり、むしろ前より良くなったと言えなくもないです。
やっぱり用途に合わせてパーツを選ばないといけませんね。(注意:8600GTを搭載していたのは単に余っていたからです 笑)