ルノーメガーヌGTライン、エンジン変更か?

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ルノーメガーヌGTラインの、エンジンが変更される可能性について説明しました。メガーヌ4のエンジンに興味がある方はご覧ください。どのようなエンジンになるのか、わかっている範囲で説明しているからです。

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ルノーメガーヌGTラインの、エンジンが変更される?

何気なくルノーメガーヌについて調べていたら、あることに気づきました。どうやら、フランス本国では、主力のエンジンがモデルチェンジしているんです。ということは、日本仕様のメガーヌも、やがてエンジンが変更されるのではないかと思った次第です。

なお、主力エンジンを搭載した日本仕様のメガーヌは、執筆時点でGTラインしかありません。そこで、GTラインのエンジンが変更されるとしたら、どのようなスペックになるのか、分かっている範囲でご紹介します。

メガーヌGTラインの、変更されるエンジンのポイント。

それでは、メガーヌGTラインの、変更される可能性のあるエンジンのポイントをご紹介しましょう。

エンジンの名前

フランス本国のルノーサイトによると、エンジンの名前は『TCe 140』と『TCe 160』の2種類です。以前のエンジンは『TCe 130』という名前でしたが、メガーヌ用はどうやら製造が終わっているようなので、在庫限りということのようです。

エンジンの排気量

エンジンの排気量は次の通りです。

  • TCe 140…1330cc
  • TCe 160…1330cc

どちらのエンジンも1330ccで、以前は1198ccでした。つまり、1.2Lが1.3Lに排気量アップしたということですね。もちろんターボエンジンで、ヨーロッパで流行している、いわゆる低排気量ターボです。

エンジンの馬力

エンジンの馬力は次の通りです。

  • TCe 140…140馬力
  • TCe 160…160馬力

これは、名前の数字が馬力を表しているということですね。以前のエンジンが130馬力だったので、それに比べると10~30馬力アップしているということです。

エンジンのトルク

エンジンのトルクは次の通りです。

  • TCe 140…240Nm/1600rpm
  • TCe 160…260Nm/1750rpm(MTの場合)
  • TCe 160…270Nm/1800rpm(EDCの場合)

NAエンジンで考えると、TCe 140で2.4L級、TCe 160で2.6~2.7L級ということになります。しかもターボなので、いったん最大トルクが出ると、ずっと出続けます。パワーが低いから速いという感じはないかもしれませんが、恐ろしく力強いと思われます。

TCe 130では、トルクが205Nmだったので、NAエンジンなら2L級です。ところが、新型エンジンでは大幅にトルクアップしています。排気量が130ccほど増えたこともあって、トルクをかなり大きくできたようです。

エンジンの燃費

エンジンの燃費は次の通りです。

  • TCe 140…5.4L/100km
  • TCe 160…5.4L/100km

この燃費を日本式で考えるとリッターあたり18.5km走る計算です。しかも、馬力が増えても燃費が変わっていませんね。また、TCe 130では5.3/100kmだったので、日本式に換算するとリッターあたり18.9km走る計算なので、若干悪くなっているようです。

しかし、大幅にパワーアップしていることを考えると、多少の燃費悪化は全く気にならないのではないかと思いますね。NAで2L級の車が、2.4L級になるわけですから。

実際、エンジンが変更される可能性は?

さて、実際にエンジンが変更され可能性はあるんでしょうか? おそらくその可能性は高いと思います。なぜなら、フランスではすでに新型エンジンへの移行が始まっているからです。日本仕様は、右ハンドルのイギリス仕様をベースにしていると思われます。

そこで、イギリスのルノーサイトを見てみると、メガーヌ以外ではセニックのエンジンが新型になっています。セニックとグランセニックについては、フランス本国で新型エンジンに移行していることを考えると、イギリスでも順次移行するものと思われます。

つまり、どこかのタイミング(在庫がなくなるなど?)で新型エンジン搭載型のメガーヌが登場することになるでしょう。すると、それをベースにしていると思われる日本仕様も、在庫が無くなり次第、やはり新型エンジンに移行するのではないでしょうか。

個人的には、メガーヌGTラインに新型エンジン(できればTCe 160)のMTが追加されたら、これは買いだと思いますね(笑)。

まとめ

いかがでしたか?

メガーヌGTラインのエンジンが、変更される可能性についてご紹介しました。エンジン変更について個人的には、かなり高い可能性があるとみています。フランス・ルノーのやり方を見ていると、次のような傾向が見えるからです。

  • Bセグメント以下は1.2Lターボ(TCe 120)
  • Cセグメント以上は1.3Lターボ(TCe 140、TCe 160)

もともと、クリオ(日本名:ルーテシア)とメガーヌは同じ排気量で、120馬力と130馬力の違いでした。今後は、車格に合わせて排気量を変えたいのだと思われます。このような状況なので、メガーヌの購入にあたっては、しっかり情報収集することをお勧めします。

以上、「ルノーメガーヌGTライン、エンジン変更か?」と題してご紹介しました。