音質改善に役立ちそうです
東京オートサロン2016でクラリオンが車用のオーディオに関して、注目に値する製品を発表しました。ノイズの多い車でクリーンな音楽再生に一石を投じそうです。
デジタルの活用
車はエンジンや各種電装品があるため、ノイズの塊です。なので、いろいろなところにアースを付けることでノイズを逃がすテクニックを駆使しています。実際、私もメガーヌ2RSにボンネットアースを付けたところ、ラジオの感度が上がった経験があるくらいですから。
そんな状況の中で音楽を高音質再生するというのはなかなか難しいものでした。ところが、デジタル技術を駆使することで高音質を実現しようという試みがうまくいったようです。
クラリオンが、フルデジタルサウンドシステムと称するオーディオを今年の4月に発売するそうです。これでノイズの少ない高音質な音楽再生が可能になることでしょう。
どんな仕組み?
仕組みとしてはとても単純で、信号をすべてデジタル出力して、スピーカーのところでアナログ変換するというやり方です。こうすれば、車内の配線を信号が通るときにノイズの影響を受けることが無くなり、クリーンな音楽再生ができますね。
パソコンに内蔵音源を付けるんじゃなくて、USBで外付けの音源モジュールを接続するのに似た感じですね。あるいは、デジタルディスプレイとも似た感じでしょうか。
これならば、難しい仕組みも必要なくノイズの少ないクリーンな音楽を聴くことができますね。
まとめ
もちろん高音質再生をするときは、いわゆる「デッドニング」と呼ばれるような処理をするなども必要ですが、ノイズを除去するという点ではかなり有力な方法だと思いますね。
以上、車用のフルデジタルオーディオのお話でした。