SSDが世の中に普及してなんだか久しいです。
パソコンに限らずいろんな電子機器で使われていますね。特にカーナビの世界ではHDDタイプが一気に減りました。まあ、車の場合は特別過酷な環境なので、SSDがもってこいなんですが。
ところで、SSDが大容量化しない理由は何だと思いますか?
普通は「高くて売れないから」という風に考えます。私もそう思っていました。でもそれだけではないようなんです。
どうやら、SSDに搭載されている現在主流のコントロールチップに問題があるそうです。どんな問題かといえば、安価に出回っているコントローラーは『32bit』だということです。
つまり、32bitでアドレス計算すると、どれだけ頑張っても2TB以下ということになります。
HDDの時に問題になりましたが、この時はOSが64bit化することで簡単に解決できました。でも、SSDは内部のコントローラーの話なので、簡単にはいかないようです。
というのもまだ64bitのコントローラーがないので、低価格のものが出せないのだとか。今のSSDが低価格で手に入るのも、安い32bitコントローラーを使っているからできるらしいんですよ。
なので、各コントローラーメーカーが低価格な64bit製品を開発してくれないと、仮にNANDメモリーが激安になったところで安価なSSDは作れないということらしいです。
これからは64bitのコントローラーがSSDの重要なポイントになりそうですね。