新品のタイヤに履き替えたのに氷の上で滑って怖い思いをしたという方が意外と多いです。
なぜでしょうか?
実はタイヤによっては『慣らし』が必要な場合があるのです。
スタッドレスタイヤの場合、ブリヂストンとヨコハマの「ゴムに気泡が入っているタイヤ」で顕著のようです。
ある程度慣らさないと、気泡の部分が表面に出てこないために氷で滑ってしまうのです。
なぜなら、これらのタイヤは気泡で水を吸って、氷にゴムを吸い付かせるという方法でグリップしますから。
また、スタッドレスタイヤに限らずサマータイヤでも慣らしが終わらないとグリップが弱い場合があります。
例えば、現在私のメガーヌRSにはダンロップのディレッツァDZ-101を装着していますが、交換した直後は簡単に滑ってしまって驚きました。
しかし、距離を走って(250kmぐらい?)慣らしが終わると十分グリップするようになりましたので、安心したという経験があります。
なので、買っていきなり新品の状態ではグリップしない場合があることを知っておくとよいと思いますよ。
ただ、いずれにしてもスタッドレスは万能ではないので、雪道では丁寧に慎重に運転することを忘れないのが一番大切ですね。