パイオニアからカーナビの新作が発表されました。これは、現在開催中のCEATEC JAPAN 2012において発表されたものです。(詳しくはこちら)
定番の楽ナビやエアナビなどの新製品が発表されたわけですが、ここで気にあるのが「エアジェスチャー」と呼ばれる機能です。
リモコンやタッチで操作するのではなく、ジェスチャーで操作するというものです。つまりカーナビには一切手を触れないということです。
一見すると奇をてらったり、話題性の機能のように思ってしまいますが、実際車に搭載して使用することを考えると実はかなり実用的なのではないかと思います。
たとえばカーナビの取り付け位置がどうしても操作しづらいところになった場合は、タッチ操作ができません。
また、タッチ操作自体も画面を見ながら出ないと操作できませんから走行中の操作は極めて危険を伴います(たぶん法律的にも好ましくないはず)。
しかし、ジェスチャーで操作できるのであれば、まったく画面を見る必要がありません。
危険だから操作するなと言われると余計に操作したくなるのが人間でしょう。しかし、安全に操作ができれば問題は起きにくいでしょう。
ちょっと深読みすると、これまでとは全く逆の発想ともいえるのではないでしょうか。
カーナビは、危険だからパーキングブレーキをかけていないと操作できないようになっているのが普通です(実際には回避方法がありますが)。
しかし、安全であれば操作してもいいんだという発想です。
「ダメ」ではなく「できるように考える」というのは世界が広がります。そのような発想の転換は大事です。
正直、最近はやりのタッチ操作には全くなじめませんが、エアジェスチャーという考えなら場合によっては非常に良い操作方法のような気がしますね。