昨日公開されたOffice2010SP1によってOneNoteのSkyDriveへの接続が強化されました。
OneNoteからSkyDriveへ直接接続できるようになり、大変便利になりました。
さて、そこまではよいのですが、プロキシ下ではうまくつながりませんでした。しかし、解決方法を見つけました。
Windowsのシステムのプロキシを設定してやればよいのです。通常は、プロキシというとブラウザのプロキシしか考えませんが、インターネットへの通信はブラウザ以外のプログラムも行いますので、当然そこに対する設定も必要です。
Windows Vista とWindows7では設定方法が同じで、winhttpというものにプロキシを設定すればよいです。
ただし、設定はコマンドで行いますので、慣れていない方は慎重に行ってください。
以下がそのコマンドです。
「netsh winhttp import proxy source=ie」
これは、Internet Explorerのプロキシ設定をインポート(取り込む)という内容です。多分これが一番簡単だと思いますので、他の方法は省略します。
また、プロキシ設定を解除する場合は、
「netsh winhttp reset proxy」
このようにすると設定がリセットされます。
ノートパソコンのように移動が頻繁で、そのたびに設定を変更しなくてはいけない場合は、以下のようにしてバッチファイル(.bat)にするとよいです。
@echo off
netsh winhttp import proxy source=ie
※上記2行をテキストファイルに保存して、ファイル名をProxy_On.batのようにします。
@echo off
netsh winhttp reset proxy
※上記2行をテキストファイルに保存して、ファイル名をProxy_Off.batのようにします。
そしてこの2つのファイルをそれぞれダブルクリックで実行すれば、プロキシ設定の切り替えを簡単に行えるわけです。
また、このプロキシ設定は、Windows Updateも利用していますので、プロキシ環境下でアップデートがうまくいかないという方は試してみてください。
なお、もともとプログラムがwinhttpを利用していない場合は設定を変えても効果がありませんので注意してください(この設定は、たぶんマイクロソフト製品が対象です)。
これで、OneNoteが無事SkyDriveにつながるようになりましたが、こうなるとこのソフトはとんでもない実力を発揮するようになりますね。
もともとクラウドとの相性が良かっただけに、大化けするとは思っていましたが、大変なものです。
なんだかOneNoteを中心とした新しい使い方が広まるような予感ですね(笑)。