PCの節電対策

日本マイクロソフトはWindows PCにおける節電について公表しました。(詳しくはこちら

そこに示されている内容はかなり詳しく調査がされています。

例えば、Windows7 のPC をシャットダウン後に起動したときの電力は、スリープして、1時間40分後に復帰するのにほぼ等しくなるそうです。

つまり、シャットダウン後1時間40分以内に起動するようであれば、スリープにしたほうが電力消費が小さくて済むということになります。

これは昔から言われていることで、エアコンなどでも、切ったりつけたりを繰り返すよりも、弱くしてつけっぱなしにしたほうが電気を消費しにくいそうです。

明確に数字であらわされると、なかなかインパクトがありますね。

しかし、節電について大事なことは、電力消費を抑えることよりも、みんなが同時に使わないようにすることです。

つまり、ピークシフトすることです。電気が足りないと言っているのは、みんなが一斉に使ってしまうので、パンクしてしまうからです。極端な話、許容範囲内であれば目いっぱい使ってもよいのです。

なので、電気をたくさん使う時間帯がうまくずれればよいので、ノートパソコンを使用している方は、電力消費の大きい時間帯にバッテリーで駆動し、消費の少ない時間帯にAC接続して使用すればよいのです。

そうすれば、とくに節電を考えなくてもフルパワーでPCを利用できます。電気は作ってもためておけないので、使われなかった分は消えてしまいます。そちらのほうがもったいないですよね。(火力発電を復活させていますから化石燃料を消費します。)

なお、手動でピークシフトするのが面倒ならば、自動で行ってくれるPC(Lenovoなど)に買い替える方法も有ります(もちろん買い替え時期と重ならないと厳しいですが)。

節電に限らず、勝手な思い込みでやってしまうと、かえって逆効果な場合が多々ありますので、よく考えてから行動しましょう(私は日々考えすぎてしまいますが。 笑)。

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