Windows Server 設定のコツ その3

Windows Server を利用したネットワークの場合ドメインを利用することが多いでしょう。

最近は Active Directory を利用してドメイン環境を構築します。ドメインを利用することでネットワークの管理が一元的に行えますから、多数のクライアントが存在する場合は管理が楽になります。

接続するクライアントはドメインに参加する機能が必要ですが、Home Edition ではその機能がありませんので注意しなければなりません。
なお、ドメイン環境でもワークグループが利用可能ですので、かなり融通が利くネットワークといえるでしょう。

しかし、ドメイン環境でワークグループを使おうとすると、例えば Windows Server 2008 では以下のような状態に陥ります。

 クライアント PC からマイネットワークなどを通じてワークグループを表示した場合

  Vista 以上の PC からだと Server が一覧に表示されます。
  逆に Server からも Vista 以上の PC が一覧に表示されます。

  XP 以前の PC からだと Server が一覧に表示されません。
  逆に Server からも XP 以前の PC が一覧に表示されません。

上記の状態でも UNCパス IPアドレスを使用した直接接続は可能です。

でも一覧表示されないと接続が面倒臭いのも事実です。

私もしばらく悩んだのですが、実は簡単な解決方法があります。

それは Server と同じワークグループに設定されたXPマシンが1台あればよいのです。
すると、とたんに一覧にワークグループとコンピュータが表示されてマウスクリックで Server にアクセスできるようになるのです。

なんだか不思議な気もしますが、XP マシンがあることでそれが中継してくれるのかもしれませんね。

ドメインとワークグループの両立が必要な方はぜひお試しあれ!

※なお、Server のドメインを「abc.local」としたなら、一般にはワークグループは「abc」ということになります。

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