ついに日産フェアレディーZがフルモデルチェンジしました。
スポーツカー好きとしては決して無視することはできません。
今回のモデルチェンジでいろいろなところが変わって、かなりよい評判を聞きますが実際はどうなのでしょうか?
デザインが鋭くなったり、質感(日産はココが弱い)が向上したり、走行性能が向上したりと、よい事ばかりのようです。
ただし、値段は少し上がっていますので、上げ幅の分だけの魅力が備わっているかどうかも気になるところです。
今回、個人的に注目したいのは軽量化と新型ミッションです。
車の技術で難しい部類に入るのが軽量化だそうです。エンジンの開発はかなりのところまで来ていますので、今後
性能や燃費の向上、CO2の削減ということを考えると、軽量化が大事なのではないかと思います。100Kgの軽量化ができれば、
車は劇的に変化するでしょう。なぜなら、エンジンに対する負荷やサスペンションの動きがまったく変わるからです。
ちなみにフェアレディーZは100Kgほどの軽量化をしたそうですが、ボディー剛性や安全性の向上のために結果として相殺してしまい、
前のモデルと変わらない重量になったそうです。その点を考えるとスバルはもと飛行機屋さんだけあって、軽量化については非常に
うまいと思います。(レガシーでは、剛性や安全性確保のために100Kg重くなっても前の車より100Kg軽量でした。つまり200Kg軽量化していたのです。)
もうひとつの新型ミッションはフィーリングがよくなっているそうですが、なによりも「シンクロレブコントロール」の存在が気になります。
マニュアル車での醍醐味のひとつに「ヒールアンドトゥー」があります。私もよく使いますが、人間のやることですからどうしてもブリッピングが一定しないものです。しかし、そのシステムでは、クラッチを切ってギヤをダウンさせると入れたギヤにあわせて最適にブリッピングするそうです。
もちろんOFFスイッチもついているので、お好みで手動(足動?)自動の使い分けができるようです。
ディーラーの試乗車にマニュアルがあれば一度試してみたいものです。
(でも、マニュアルの試乗車ってなかなか準備してくれないんですよね~。)