ロードスターに関する記事について考えました。
毎日新聞社がロードスターに関して記事を書いています。読んでいるとどうもとらえ方がおかしいので私の見解を書きたいと思います。
ロードスターの販売状況は？
ロードスターが販売されて１か月の販売台数は5042台だそうです。月間の販売目標は500大なので、１０倍以上売れています。
しかし、あくまでこれは発売直後の話なので、一通り行き渡って落ち着いてからが勝負です。実際のところ、この後の台数が全然伸びていないようです。あれだけ注目を浴び人気のある車ですから、もっと売れてもいいはずなんですが．．．。
また、購買層もほとんどが４０代以上の年齢層で、７割を占めるそうです。
新聞の記事とは？
新聞の記事で引っかかるのは、上記の結果から若者の車離れが原因だとしているところです。残念ながらこれは全くの間違いです。というか、「若者の車離れ」という結論へ持っていくために書いた記事であろうと考えられます。
しかし、現実には車好きが非常に増えています。もはや車離れの冬の時代を通り越したんです。
なぜ若い層で伸び悩むのか？
これは非常に単純です。ロードスターの売れ筋モデルの価格は300万円を超えています。こんな高い車を若い人が買えますか？ お金がある程度ある、年齢の高い層しか買えないですよ。
新聞記事ではこの一番大事な部分を見落としています。
現代の全盛は軽自動車やハイブリッドカーです。こちらの伸びはなかなかで、若い人の多くは燃費が良くランニングコストの安い車を買っています。つまり、車を買うけれど趣味性の高いものではなく実用車を選んでいるということなんです。
まとめ
ロードスターは特殊な車である上に300万円以上するという高価な商品です。ある意味売れなくて当然なのに、それを取り上げて「若者の車離れ」というすでに終わった幻想を記事にするというのはどういうつもりなんでしょうか？
車に関する新聞記事は残念ながらでたらめなものが多いです。（記者によっては車を持っていないどころか運転免許すら取得していないらしいです。）
このようなマニアックなブログを見ているみなさんは騙されることはないと思うんですが、十分気を付けてほしいと思いますね。
以上、マツダロードスター販売で苦戦と題してちょっと問題提起してみました。