ちょっと古いですが、11月14日に行われた仮想化技術セミナー(マイクロソフト北陸支店主催)に参加したときのお話です。
※仮想化というとなにやらややこしいにおいがしてきますが、あるサイトで比較的わかりやすく解説しています。
仮想化を忍術にたとえて、「分身」「合体」「変身」と3種類に分けています。詳しくは解説しているサイトをご覧ください。
それで、セミナーで感じたことですが、非常に面白い技術であるとあらためて思いました。
身近なところでは、「Microsoft Virtual PC」がまさにそれです。このソフトはパソコンの中に別のパソコン(スペックはやや古め)を
作り出してそこにOSをインストールするものです。そしてそのパソコンは1つのファイルにまとめられているので、
そのファイルをコピーすれば簡単にパソコンごとバックアップ、あるいは別環境のパソコンに移動できるわけです。
どんなに実体のパソコンが変化しようと、仮想的に作られたパソコンはまったく変化しないのです。
これは非常に重要なことで、特にサーバーではマシントラブル発生時でもすぐに別のマシンに環境を移せるという柔軟性があるのです。
仮想化しているから、動かせるパワーがあればマシンは何でもよいのです。また、最新のマシンしかないのに古いOSを使わざるを得ない
状況(古いアプリでないと仕事ができない場合)などにも対応できるわけです。
ほかには、古いパソコンを端末にしてサーバーを利用する技術(これは昔からありますね)や、アプリケーションだけをサーバーで実行する技術などの
説明(つまりアプリケーションの仮想化です)もありました。
ふと思ったのですが、「だったらOS自体が仮想化していればいいのになあ~」と。
(本当はデバイスドライバという概念がそれにあたるはずですが、相性問題が起きたりそれ自体にバグがあったりと安定しない場合があるのも事実。)
今後、仮想化技術は非常に重要になるでしょうから、皆さんもぜひ注目してみてください。