ニュルブルクリンク24時間耐久レースを振り返る
今年のニュルブルクリンク24時間耐久レースが先日開催されました。雹が降って一時中断するというすごいことになったようですが、各クラスのレース結果が公開されています。
レースの結果は?
日本勢も毎年参戦していますが、今年の結果はSP3Tというクラスでスバル WRX STI が見事優勝しました。「SP」が頭につくクラスはニュルブルクリンク24時間耐久レース用の車が参加するそうで、「3」が排気量「T」がターボを表すそうです。
この場合、「3T」で「1600~2000ccのターボ車」ということらしいです。
また、V3というクラスではトヨタGT86が優勝しています。「V」が頭につくクラスはVLN耐久レースに参加している車が参加するそうで、別のニュルブルクリンク耐久レースがあるみたいです。それで、「3」が付いているので「1800~2000ccのNA」のクラスになるそうです。
われらがルノーの成績は?
ルノー車も参戦していて、SP3クラスでクリオ カップが見事優勝しています。SP3は「1750~2000ccのNA」が参加するクラスです。(クリオ=日本名:ルーテシア)
また、V2TクラスでメガーヌRSがこちらも見事優勝です。V2Tは「1750~1800ccのターボ車」が参加するクラスです。メガーヌRSは本来2000ccのはずなので、レース用の1800ccターボエンジンがあるのかもしれないですね。
日本では知名度が低い?
ニュルブルクリンク24時間耐久レースは日本ではそんなに知られていないようですね。まず、「ニュルブルクリンク」という地名自体が意外と知られていないです。全世界のメーカーが自動車の開発テストで利用しているコースなので、知られていても不思議ではないんですがね。
また、24時間の耐久レースというのも「そんなに長い間見ていられない」という思いがあるのかもしれないですね。一応、スカパーで中継放送していますが、CSなので契約者しか見れないですから、好きな人だけが見る番組ですね。
なぜレースに出場する?
日本で人気のないレースになぜ日本のメーカーが参戦するんでしょうか? それは、世界のほとんどの国で、レースで活躍するメーカーの車が売れるからです。レースと車の売れ行きが関係しないのは日本ぐらい(韓国も?)らしいですよ。
だから、レースに参加していない日本メーカーの車は海外で苦戦しています。つまり、レースへの参戦は単なるお遊びでも技術競争でもなく、販売促進活動の側面が強いといえそうです。ヨーロッパのメーカーが積極的にレースに参戦している意味が分かるんじゃないでしょうか。
まとめ
耐久レースは文字通り車の耐久性がものをいうレースです。こういうレースこそノーマルの市販車をできる限りそのまま走らせて競技してほしいです。そうすれば、レースに出ていた車を一般人が買えるということですからね。これはすごく楽しいと思いますよ(笑)。
BSやCSのスポーツチャンネルが見れる方は、ぜひ一度自動車レースも見ていただきたいと思いますね。
以上、ルノー車がニュルブルクリンク24時間耐久レースで活躍したので取り上げました。