二つの不具合に遭遇しました。
Officeは、いよいよ2016が発売されるなど進化し続けていますが、そんな折2013で不具合に遭遇しました。でも、解決方法は簡単ですぐに回復したんですが、OSに関して「これは問題だぞ」と思ったことがあったんですよ。
何が起こった?
Excel2013の使い方を指導していたんですが、数名の生徒のExcelが、突然文字入力を受け付けなくなりました。例えば、グラフのグラフタイトルが編集できなかったり、名前を付けて保存しようとしたときに名前が付けられないんです。
また、メニュータブの[ファイル]をクリックするとハングアップするPCもありました。いったい何が起こったのか最初は戸惑いましたよ。
どうやって解決したのか?
実は非常に単純な解決方法でした。OSの再起動で何の問題もなくなったんです。たったそれだけなんですよ。
でもそれによって別の問題が浮き彫りになりました。
別の問題とは?
何が問題かというと、Windows8以降シャットダウンの仕組みが違うということです。
シャットダウンと言っておきながら、実は休止状態になっているので、ずっと同じメモリ内容で動き続けているんです。これが原因で、じわじわと動作がおかしくなったようです。
これは、起動を高速化するために行われていることですが、それがあだになっているんです。このことが原因でトラブルが起こることもあって、シャットダウンしたつもりでパーツを交換したりすると動作がおかしくなったということもあるんです。
高速化の技術のためではありますが、変な問題が同時に起きているので、良いのか悪いのか微妙なところです。
対策はあるのか?
もちろん対策できます。起動が遅くなっても良ければ、高速起動のための設定を解除してしまえばいいんです。
やり方は、
- [電源オプション]を出す
- [電源ボタンの動作の選択]をクリック
- [現在利用可能ではない設定を変更します]をクリック
- [高速スタートアップを有効にする]のチェックを外す
- 変更を保存する
とすれば、恒久的に完全なシャットダウンをします。
もし、一時的に完全なシャットダウンをしたい場合は、再起動を[shift]キーを押しながらクリックします。するとオプションが選択できるので、「PCの電源を切る」をクリックします。
まとめ
なんだか典型的な「小さな親切余計なお世話」ですね。良かれと思ったやったことがかえってよくなかったというやつです。
ちなみに、SSDを使っている場合も不要な設定なので、本当にこの設定が既定でいいのかちょっと疑問ですね。ユーザーの使用状況を調べて、場合によっては既定での設定をやめる必要があるんじゃないでしょうか。
以上、Office2013の動きがおかしい? というお話でした。