今風の教習車
ホンダから新しい教習用の車両が発表されました。現行車種を使った、いかにも今風な教習車だと思いますよ。
どんな車?
ベースはコンパクトセダンのグレイスで、おそらく最も下のグレードをベースに作ってあります。なので豪華装備はありませんが、教習に必要な助手席側の緊急ブレーキやミラーなどはもちろん装備しています。
また、教習用なので、ミッションはCVT以外に5MTがあります。
また、もともと付いているんだと思うんですが、ハンドルはチルト意外にテレスコピックの調整もできるのだとか。これはとても大事です。最初に適切な「座り方・シート調整の仕方・ハンドル調整の仕方」を身に付けられますからね。
また、長時間乗っても教官が疲れないよう最適なシートも装備しているらしいです。「でもそれって車としては当たり前のことだろ?」と、一応突っ込んでおきます(笑)。
教習車だからMTを設定?
よくよく考えたら、日本の場合個人が所有する車はほとんどがATです。だから、教習車にできるMT車自体がないんですよね。
そうなると話が矛盾してきているんです。MT車がほとんど走っていないのにMTの免許を取ろうとしている。そのためにMT車を特別に生産する。
う~ん、いったい何のためにMTの免許を取るのかよく分からなくなってきていますね。
まとめ
個人的にはMTしか乗らないのでMT限定でもかまわないくらいです(でもそうなると運転できる車も限定されちゃうか!)。
ヨーロッパは6割がMT車で、フランスやイタリアでは9割がMT車です。AT限定というわけのわからない免許なんて考えられない世界です。
正直いうとAT限定は免許というより検定試験ぽいんですよ(ちょっと言いすぎかな?)。
まあ、日本という国は本当に何でもかんでも世界基準とは大きくずれるなあと、思うところです。個性と取るか孤立と取るか、感じ方だけかもしれませんが、どうなんだろうなあ。