Micron が新型 SSD を発表しました。
M600 という製品で、高速化の技術が導入されました。
「Dynamic Write Acceleration」と呼ばれる機能で、容量の空きを利用して MLC NAND でありながら SLC NAND のように 1bit だけ書き込みを行う処理をして、あとから MLC 式に 2bit を書き込む処理をします。
こうすることで一時的に高速書き込みを実現するようですが、容量の空きが多くないと機能が働かないようです。
具体的には 128GB モデルで シーケンシャル書き込みが 187MB/s から 466MB/s へ、256GB モデルで 333MB/s から 514MB/s へ向上したそうです。
高速化のためにいろいろな技術が研究されていますが、相変わらず SLC は高速化の技術として残されているようです。
SLC は現在 MLC にとってかわられていますが、決して無くなったわけではなく、悪い技術でもなく、単に容量当たりのコスト効率が良くないだけなので、ピンポイントで今後も使われていくものなのかもしれませんね。
こうなると、何か画期的に高速・大容量・低価格を実現できる技術の登場が望まれますね。