Windows 7 は SSD を意識した設計になっていることがよく知られています。
では、どのような対応の仕方をしているのでしょうか。簡単にまとめてみます。
1.そもそも Windows 7 はどのようにして HDD と SSD の違いを見極めるのか
- ドライブの回転数が、0回転と検出。
- ランダムリード(おそらく4KB)が 8MB/s 以上。
この条件に合致すれば SSD とみなすそうです。
2.SSD と認識されるとどうなるのか。
- スケジュールされたデフラグを無効にし、スーパーフェッチ、ブートプリフェッチ、アプリケーション起動プリフェッチ、ReadyBoost、ReadyDriveもすべて無効化されるそうです。(詳しくはこちらを参照)
さらに、上記のことが影響しているのか、いわゆる「プチフリーズ」を抑え、空き容量が少なくなると動作が遅くなるという問題も緩和しているようです。
さて、実際はどうなのか。
私の HP 2730p は、デフラグの自動実行スケジュールは初期状態で無効になっていましたし、「デバイスの書き込みキャッシュを有効にする」(「デバイスマネージャ」からドライブのプロパティを参照)のチェックも付いていません。たぶん搭載ドライブが SSD として認識されているのでしょう。
ただし、「サービス」の中にある「Superfetch」が自動起動していましたので、スーパーフェッチが無効になっていない可能性があります。(Windows 7 では動作がかなり変わったようなので、起動していても実際は動いていなのかもしれません。)
また、アイドル時間を利用した起動部分のデフラグについても無効にはなっていませんでした。(「いじくるつくーる」で確認)
※訂正:確認し直したところちゃんと無効になっていました。(見るところを間違えていました。)
そこで自分でこれらの機能を無効化してみましたが、動作が遅くなったり、おかしくなったりするようなこともないようです。
なお、今のところは「プチフリーズ」現象には見舞われていません。それだけでも Windows 7 の SSD に対する対応は、かなり良いと思われます。
次回は SSD の更なる最適設定を探ってみます。