Seagateより3.5インチハイブリッドHDD「Desktop SSHD」が発売されました。
1TBと2TBのモデルで、8GBのSSDを内蔵しています。
価格は1TBで1万円程度、2TBで1万3千円程度です。
公表されている転送速度は、平均で158MB/sだそうで、例えばWesternDigitalの高速HDDと比べれば遅いものとなっています。
そなると8GBのSSDの意味がなさそうですが、そうとは言えません。
一般的な転送速度はシーケンシャルアクセスを測定したものです。
しかし、実際はランダムアクセスが大変多く、どれだけランダムアクセスを高速化できるかが、補助記憶装置の高速化に大きく影響します。
つまり、出てきていない数値にこそ真の速度が隠れているということなのです。
すると当然、SSDはランダムアクセスがとんでもなく速いですから、この製品を使うと劇的に速度が速くなる可能性を秘めています。(もちろん従来のHDDと比較して)
8GBのSSDだと寿命が心配になりますが、さすがにすぐに壊れるような制御はしないだろうと考えます。それにあくまでキャッシュとしての働きでしょうから、万が一SSDが壊れても、単に遅いHDDということで済むと思われます。
私の自宅のデスクトップはかなり起動が遅いので、こういったHDDやあるいはSSDに交換して少しでも高速化したいと思いますね。
でも、またSSDに動きがありそうです。大容量NANDが開発されたようなので、512GBクラスのSSDが相当安く手に入る日が近々訪れる予感です。
そうなったらSSDという選択肢のほうがよさそうな気もしてきます。まだもう少し様子見が必要なようですね。