伊勢湾岸道で乗用車にトラックが追突して3人の死者が出るという事故が起きました。
状況としては、3車線の中央線で止まっていた車にトラックが追突したということです。
トラックの運転手によれば脇見をしていて避けきれなかったといいます。高速道路で脇見運転という行為は問題があります。
もう少し詳しい状況としては、前の車が左車線へ避けたところに停車中の車があり、回避が間に合わなかったのだそうです。
その状況が本当だとしたら、ちゃんと正面を向いていてもトラックのように重い車が回避行動をとれたかどうかわかりません。左右へ避けるにしても後続車がいない場合のみできることです。ましてや止まることは難しいでしょう。
そうなると、どれだけ運転手を責めても事故は繰り返されることになります。必ずどこかでいつか同じ事故が起こるでしょう。
また、中央線で止まってしまった車も不可解です。走行中に車が止まってしまい、エンジンがかからなくなったといいます。機械の故障でしょうか?それとも単なるガス欠でしょうか?
いずれにしても高速道路の真ん中で車が止まるというのは、相当に危険なことです。こちらの原因究明は相当大事です。もしガス欠が原因だとしたら、高速に乗るときに燃料が足りるかどうかチェックする仕組みが必要かもしれません。
脇見をしていたと認めていますので、トラック運転手の罪は軽くないでしょうが、運転手を責めれば済むこととは思えません。しっかりと検証して、原因を突き止めないといけないでしょう。
事故を起こした人をやたらと責める風潮が最近ありますが、そんなことをしても全く解決になりません。むしろ原因究明を遅らせてしまいます。
人間は完ぺきではないので、事故は起こります。今回の事故は不可解な点も多いので、正確な事故の検証を行って、二度と同じ悲劇が起きないようにしてほしいと思います。