先日から話題になっている銀行口座を狙うマルウェアについてわかったことがあるようです。
ウイルス対策ソフトウェアの会社が分析を行ったところ、どうやら「Spy Eye」というマルウェアがベースになっているらしいとのこと。
このマルウェアは、昨年の中ごろあたりから感染の報告が増えていたようです。
元々はスパイウェアとしての色が濃いようで、侵入したPCの特にWeb関係の情報を収集して、サイトアクセスを監視するということをするそうです。
もちろん監視しているので、アクセスがあった時にはキー操作を記録してどこかに送信しています。
こうして情報を盗むということをしていたようですが、さらにこれを進化させたのが最近のマルウェアだということなのでしょう。
単に監視するだけではなく、積極的に入力させるようになっているのですから、かなり大胆です。
これまでのマルウェアは愉快犯のようなものが大半を占めていましたが、いよいよ実害が出るようなものに変わってきています。
利用者の側も積極的に対応する必要が出てきたのではないでしょうか。そのためにはやはり情報リテラシーの基礎教育が重要になってくるでしょう。
といっても、たいがいの人は自己流で何とかしているのが現状ですから難しいことなのでしょうね。