SSDなどに利用されるNANDはやはりMLCのようです。
ISSCCで発表されたTLCではどうしても書き込み回数の限界が低いので主流になるのは難しいそうです。
しかし、MLCの容量の増大化は鈍化し始めたようです。
1チップ当たりの容量は現在64Gbitで、これを倍の128Gbitにしようとするとプロセスルールをさらに微細化しないといけないのだそうです。
しかし、微細化すると技術的にかなり難しいものになるようです。では、微細化しない場合はどうなるかというと、当然チップのサイズが大きくなります。
ですが、チップのサイズは一定の大きさに決まっているようで、そのサイズを超えると商品として販売するのが難しくなるそうです。
そういった理由から、ある日突然価格が下がる(次のプロセスルールに移る)ような動きはまだ見えないようです。
でも、最近の価格は安定して下落傾向にあるので、そのまま徐々により一層の低価格化が進むでしょう。
3年ほど前と比べると明らかに半額になっていますから、それだけでも十分なのでしょうけれど、HDDと比べるとSSDはまだ割高な印象です。
劇的に安くなる日までは、起動用にSSDでデータ保存用にHDDなどとして容量と速度のバランスを取るのがよいのかもしれませんね。
現に私がそうしていますから(笑)。