NVIDIA はGPUに関するイベントを開催したそうです。(詳しくはこちら)
開かれたのは、GPUコンピューティングに関するもので、GPUを使っていろいろな処理を行えることを紹介していたようです。
本来GPUは、グラフィックの表示に利用されます。2Dや3Dの表示を行い、おもに3Dの処理能力がどの程度かで、価格やグレードが決められることが多いです。
ところが、近年はGPUをグラフィックとは全く別の処理へ利用することがあるのです。かなりいろいろなことができるのですが、例えばRAIDの処理を行わせるようなことも可能です。
CUDAというプログラミングインターフェイスはかなり柔軟なようで、グラフィックとは無関係な処理をさせることも可能なのです。
ただし、もともとがグラフィック処理のためのチップなので、処理によっては得手不得手があるようです。(当然、グラフィックの演算に近い処理が得意でしょう。)
処理がうまく対応できれば、相当高速な演算が行えそうです。
したがって、グラフィック表示などほとんど関係のないサーバー分野でも、より高速なGPUを搭載する例が今後増える可能性が高いです。
そうすれば、CPUとGPUで処理を分散させて高速に処理を終えることができます。なんだか方向性が第2のCPUのようになってきていますね。
この分だと、将来的にはOS側でもGPUに処理を振るようになるかもしれませんね。