ウイルス作成者の罪

俗に「イカタコウイルス」と呼ばれるウイルスが、過去話題になりました。

作者は逮捕され、裁判で係争中でしたが、ついに判決が出ました。(詳しくはこちら

懲役2年6月の実刑が言い渡されました。

いわゆる「ウイルス作成罪」施行前のことなので、そもそも犯罪として立証すること自体が難しいのではないかと思われていましたが、器物損壊の罪が成立したようです。

業務妨害罪に相当するのかと思っていましたが、ハードディスクが使用不能になるということについて、裁判所が以下のような見解を示して器物損壊罪としたようです。

趣旨を要約すると、ハードディスクは読み書きが正常にできることが本質なので、それが行えない状態にしたことは器物損壊罪に当たるのだそうです。

いずれにしても、コンピューターウイルスは何も生みませんので、厳しく取り締まって当然です。(ある意味で無駄にウイルス対策ソフトを購入していますからね。)

ですが、安心はできません。

ウイルスは毎日新種が山ほど現れていますから、決して手を抜かずにセキュリティ対策をするしかなさそうですね。

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