Patriot Blast はどんな製品?
SSD の低価格化が進んでいるようです。連休を狙って安くしている可能性もあるので、購入タイミングの合う方はチャンスなんじゃないでしょうか。
低価格で人気の製品
低価格品で最近人気が出ている製品があります。Patriot の『Blast』という製品で、120GB~960GBがラインナップされています。(代理店のサイトはこちら → PATRIOT)
価格帯は大雑把にいうと
- 120GB・・・5,000円前後
- 240GB・・・7,000円前後
- 480GB・・・13,000円前後
- 960GB・・・26,000円前後
ぐらいになっています。しかも、特別価格ではなく常にこの価格なので、安定して安く購入できますね。
なぜ安いのか?
低価格にはそれなりの理由があると思うので、スペックを調べてみました。するとある特徴が見えてきました。
ランダムアクセスの速度に大きな差があって、例えば120GB製品の場合で見ると、読み込み速度が100,000IOPSであるのに対して、書き込み速度が14,000IOPSになっています。ランダムアクセス特有の表記で分かりにくいので、平均的な数値と比較してみます。
おそらく平均的には読み込みは80,000IOPS前後で、書き込みは50,000IOPS前後のものが多いと思います。つまり、読み込み速度は平均以上でかなり高速ですが、書き込み速度は極端に遅いことが分かります。
ランダムアクセスは大事なのか?
通常はどうしてもシーケンシャルアクセスに目が行きがちです。しかし、実際にOSを使用するときは、大部分がランダムアクセスになります。なので、いくらベンチマークテストでシーケンシャルが速くても、ランダムが遅いと実際の体感速度が遅くなるんです。
この Blast シリーズもシーケンシャルアクセスは他社製品とそん色ないですが、ランダムアクセスのの書き込みだけが、やたらと遅いという特徴があります。
なので、この特徴を踏まえると、書き込みがあまりないような使い方の場合に相当高速に動作することが想像できます。何せランダムの読み込みは明らかに他の製品より抜きん出て速いので。
まとめ
過去にも何度か触れていますが、SSD はランダムアクセスの速さを見るべきです。そうすることによって、体感速度が明らかに変わります。また、用途をよく研究すれば、安い製品でも十分使えることも分かると思います。損の無いようにSSDを選んでほしいと思いますね。
以上、低価格の SSD Patriot Blast について書きました。