変わり種のバックアップ電源です。
最近のパソコンの主流といえばノートパソコンなので、あまり電源について考えないと思うんですが、デスクトップパソコンはUPSがないと停電の際に痛い目にあいます。そして、周辺装置でも状況は同じなんですよ。
UPSって、なんだ?
USPは無停電電源装置といって、コンセントの電気が切れてしまっても、一般的には数分間程度は電力を供給し続けることができる装置です。
これによって、停電からパソコンを守ることができます。
でも、冒頭でも書いたように現在はノートパソコンが多いので、知らない人も多いかもしれないですね。
守るのはパソコンだけではない
UPSは、単純に電気をしばらく供給できるので、電力の容量さえ合えばなんにでも使えます。そして、実際にパソコン以外を守る製品が登場しました。
それが、シュナイダーという会社が発売した「型番:BGE50ML-JP」という製品です。販売時の名前は「ネットワークバッテリバックアップ+モバイル電源パック」だそうで、モデムやルーターを守り、モバイル電源にもなるそうです。
ここで個人的に注目したいのが、モデムやルーターを守ることをメインにした製品だというところです。というのも、普通はこんな装置にUPSを使うという考えに至らないと思うんですよ。
必要なの?
よほど重要なこと、例えばSOHOで自宅勤務しているとか、特別な理由がない限りいらない気がしますね。あとは、自宅でサーバーをインターネット上に公開しているとかかなぁ。
ただ、サージプロテクト(雷に対する保護)が使えるという点はよいかもしれないですね。特に落雷の多い北陸などの地域では。
まあ確かに、停電になってもルーターに電力が提供され続ければ、ノートパソコンならバッテリーで動くので、しばらくインターネットを楽しむことができそうです。でもそこまでしてやる人はいるのかなぁ?(笑)
まとめ
使い方によっては良さそうですが、金額が高くて通販でも2万円を下らないようです。置きっぱなしであれば、従来のUPSがもっと安く買えるので、そちらのほうがお得ですね。
モバイル電源としても用途がある人のみメリットがあるといえると思います。まあ、でも目の付け所が面白いです。
例えば、ブルーレイレコーダーにUPSを使えば停電でも録画できる可能性があるし、ファンヒーターに使えば、停電しても暖が取れます。本当はこういうところにUPSを使ったほうが有効な気もしますけどね。
以上、モデム/ルーター用UPSについての話題でした。