シエンタがいまどきの車になりました
トヨタシエンタという車。何とも数奇な運命をたとっだ車ですが、ご存知ですか?そのことについてちょっとだけ書きたいと思います。
どんな車?
シエンタという車は、5ナンバーサイズのかなり小型のミニバンです。全長はハッチバック車程度の4235mmしかないのに、7人乗れるような車に仕上げられています。最新の安全技術や燃費技術を取り入れて、まさにいまどきの車になりましたね。
初代は、日産のキューブキュービックと競う感じになっていたと思います。当時は、ちょっと無理やりな感じで5人乗りの車を延長して7人乗りにしたような雰囲気でした。
ところが...?
日産のキューブキュービックは割と早い段階で姿を消しましたが、シエンタはしばらくがんばって販売していました。それでも売り上げが落ちると生産を中止しました。
しかし、その後にユーザーから復活させてほしいという強い要望を受け、1年後ぐらいに復活したんです。ちょっと異例な感じでしたが、例えばフランスのプジョーでも207の売れ行きが良くなくて206の販売を継続したこともありましたから、まあアリといえばアリなんですよね。
そして、そこから数年経過してフルモデルチェンジしたわけなんです。
まとめ
一度は辞めた車が復活してさらにフルモデルチェンジするとなると、なんで生産中止したのか?誰がそれを判断したのか?という疑問がわきます。
トヨタともあろうものが、ユーザーニーズを無視した形となってしまったわけですから。
どこのメーカーも「作りたいものと売れるもの」が違うというところでジレンマがあるんでしょうけれど、さすがにこればっかりは全ての商売でいえる難しさだと思います。
完ぺきにニーズを把握できれば商売で苦労はないわけですからね。
以上、シエンタのモデルチェンジについてちょっとだけ書きました。