パソコンを買って使い始めると、まずするのがウイルス対策ですよね。
たいていはセキュリティソフトの体験版がインストールされていて、数日間はきっちり守られます。
しかし、ちょっと怖い話があって、 Lenovo の2014年9月~12月にかけて販売されたパソコンにマルウェアに近いソフトウェアがプリインストールされていたようなんです。
『Superfish』と呼ばれるソフトで、もともとの目的は「オンラインショッピングを行なう際に、ユーザーが興味ある製品をみつけるのを手助けするソフト」らしいんですが、どうやら SSL 通信を傍受するらしく、かなり危険なものです。
つまり、どんなにインターネット上の通信が暗号化されていても、自分のパソコンから情報が漏れている可能性があるという、なんか元も子もない恐ろしい状況なわけです。
Lenovo の話では、機能的には危ないけれど、実際はあやしいことはしていないということらしいんですが、最初に発表した内容に「ユーザーに対する謝罪」がなかったためにちょっとした問題になっているようです。
いわゆるスパイウェアと同じ動作ですから、決して気持ちのいいものではないですね。
こういうことが起こると、プリインストールソフトウェア自体が信用できなくなってきます。パソコンを買ってまず最初にすべきことが、「アプリケーションのアンインストール」なんてことになりかねないですね。
今出荷されているパソコンにあやしいソフトは入っていないそうですが、結局発表された通りの働きはしていたんでしょうか? 入れなくていいものであればますます疑ってしまいますよね。
う~ん、「なんだかなあ」って感じです。