Microsoft Office の新顔が登場しました。『Office 365 Solo』という製品です。
この製品は基本的には Office 2013 なのですが、期間限定で使えるいわゆる「サブスクリプション」と呼ばれる形態で提供されます。
1年ごとの契約で、現在のところ12,800円(税込)程度で利用できるようです。
また、クラウド型でもあるので、契約の途中で新バージョンになった場合はそのままバージョンアップできるようです。なので、製品名には例えば「2013」のようなバージョンを限定する言葉が入らないようです。
ただし金額的には安いかといわれれば微妙です。正確に計算しないと分かりませんが、Office Professional 2013 が約41,000円なので、3年使うのか4年使うのかで金額に差が出ます。
3年程度で最新版に買い換えることを考えれば安いのかもしれませんが、仕事で使うソフトウェアをそうそう買い替えることはありません。
したがって、これまで通りパッケージ品を購入したほうがお得であると考えます。
メーカーは常に最新のものが使えることを前面に出しますが、ユーザーは新しいことよりもむしろ今持っているバージョンを安定してずっと使いたいものです。つまりサポート期間が長い製品の方が良いわけです。
この辺がユーザーとメーカーの思惑がかい離している部分ですね。つまり、メーカーはユーザーが本当にほしいものを売っていないということになります。
収益を考えると難しいことかもしれませんが、簡単には新製品を出さないメーカーの方が実はユーザーの支持を得ることができるのではないでしょうか?
そんな製品を出すメーカーが登場することを強く希望します。