ここ最近SNSサービスのアカウント乗っ取り事件が話題になっています。
基本的には自己責任でパスワード管理をして備えなければいけませんが、万が一乗っ取られた場合どうなるのでしょうか?
実は乗っ取られると被害者はサービスの提供側になるようなのです。
なので、利用者は運営会社や管理者に対して対応をお願いする形になります。
そうなると例えば被害届を出そうにも被害者は運営側となるので利用者は何もできないのです。結局運営者にお願いしますが、警察沙汰にまでしたくない場合には取り合ってくれないでしょう。
しかし、よく考えなければいけないのは、ネットワークサービスの約款に何と書いてあるかということと、最初に書いたとおり自己責任であるということをどれだけ認識しているかです。
極論を言えば、自分で何とかできない人は各種ネットワークサービスを利用するなということになります。
使用料以外にサポート料を払うことで万全な態勢を敷いてくれるようなサービスがあればそういったものを利用すべきです。つまりお金で安全を買うのです。
情報リテラシーに長けている人は、何かしら自分へ投資して知識をつけていますから、タダで安全や知識を手に入れようと考えている人がいれば、それは少々甘いと言わざるをえません。(経済的に苦しい方もおられますが、それがいわゆるデジタルデバイドというやつです。)
そういったこと自体をしっかりと国民に教育して日本の情報リテラシーを高めなくては、今後ますます大きな問題が起きるでしょう。
何かあってもどうでもよいと割り切るか、真剣に知識をつけて万全な態勢で臨むか、ネットワークサービスの使い方を考えておく必要があるのかもしれませんね。