ドイツのスポーツカーに多いのが、「ドリルドローター」のブレーキシステムです。
その名前の通り、ディスクに穴があけられています。表面積を増やすことで冷却能力を高めようとしているのです。
メガーヌ2RSの後期型はドリルドローターが採用されていましたが、メガーヌ3RSではスロッティッドローター(スリットローター)に変更されました。
ドリルドは確かに冷却能力に優れるのですが、強度がよくありません。メガーヌ2RS後期型のリアディスクは激しく走ると割れることがあるそうです。
なので、ドリルドの車を見かけると「強度は大丈夫なのか?」といつも気になってしまいます。
ちなみにドリルドは制動力に影響がないそうです。なので、単純に冷却のみということになります。
なお、穴ではなくディンプルにすることで表面積を増やしながらも強度を確保したローターもあります。
ドリルドは飾りとは言わないまでも、あまり意味がないかもしれませんね。個人的にはスロットが入っているローターがお気に入りですね。