マイクロソフトは EMET v4.0 を公開しました。
EMET は「Enhanced Mitigation Experience Toolkit」の略で、アプリケーションの脆弱性を緩和するソフトウェアです。(Mitigation が緩和するとか軽減するという意味です。)
具体的に何をするかというと、攻撃と思われるものを検出すると、その入り口となっているソフトウェアを強制終了するのだそうです。
ですので、いわゆるセキュリティソフトとは違って、攻撃を抑えつつ安心してソフトを使い続けられるというものではなさそうです。
ソフトウェアが強制終了させられるのですから、当然使い続けることは無理です。
ただ、少なくとも被害をこうむることは少なくなるでしょう。
つまり、ゼロデイ攻撃に出くわしたときにその被害を最小限に食い止めることができるという目的だけのものと考えられます。
実際どの程度効力があるかは不明ですが、バージョンアップを重ねているようなので、それなりの効果が期待できるのではないでしょうか。
サーバーなどインターネットに直接接続しているコンピューターに入れることで効果が発揮されるのではないでしょうか。