省電力のためにLEDライトがいろいろなところで使われています。
LEDは初期投資が高くつきますが、長持ちで省電力なので、長い目で見るとかなりお得といえます。その特徴を生かして、車への採用例も増えています。特に電気自動車の場合はメリットが大きいでしょう。
ところが、エンジン車の場合は必ずしも恩恵にあずかれない場合があります。
というのも厄介なのが降雪地で、LEDライトの使用にデメリットがあるのです。
雪が降ってくるとだんだんとライトに雪が積もってしまいますが、LEDの場合発熱が少ないために雪が解けずに積もり続けるのです。
ハロゲンバルブの場合は熱が出るので何とか解けますが、キセノンライトでさえも雪が解けませんからLEDならなおさらのことです。
電気自走車の場合は天秤にかけた場合、電気の消費量を抑える方にならざるを得ないと思いますが、エンジン車なら熱を発するほうにした方が安全なのではないでしょうか(降雪地の場合)。
自動車メーカーはどのように考えているのでしょうか?通常のバルブならLEDの10分の1ぐらいのコストで済むこともあるので、そういった点からも案外と難しい問題かもしれません。
なので、車外のライトは一般的なバルブとし、室内灯はすべてLEDとするのがバランスがとれているのかもしれませんね。
それでも降雪地は無視してLED化に進むような気がするなぁ...。(寒冷地仕様は車外をバルブにするというのはどうかな?)