HP MultiSeat Computing が少し進化したようです。
もともと、1台の高性能PCを複数の端末で使うという簡易的なシンクライアントで、学校で一度借りたことがあります。
かなり魅力的なソリューションなのですが、端末がUSB接続というのがいささか問題でした。接続台数が10台に制限されるうえにUSBケーブルはそんなに長くできませんから。
ところが、今回発表された内容をみると、端末がマイナーチェンジしており、LAN接続が可能になっているのです。
これによって、距離は関係なくなりますので、レイアウトがかなり自由になります。速度的に問題がなければ無線接続も可能でしょう。また、台数も14台になりました。
ただ、無線は切れることがあるので勇気がいりますが(汗)。
しかし、魅力的でも使えないのが惜しいところです。
前にも書きましたが、どうしてもうまく動いてくれないソフトウェアがあります。
ソフトウェアを共有する仕組みになっているので、そこに問題が発生するのです。完全に仮想マシンを準備するタイプのシンクライアントシステムなら問題なく動くのでしょう。
でもそれだと結局1台ごとにマシンを準備するので手間がかかってしまいます。
もうちょっとうまい具合に行けばよいのですが、なかなか難しそうですね。