ルノーカングーを見てきました。
試乗車がなかったので、ちょっと残念でしたが、それでも展示車を徹底的に見てきました。
まず外観は大きくなっていることにすぐ気付きます。横幅が大幅に拡張されたことはすでに知られていますが、「デカイ!」と思うことはなく、よりボリュームが増して「どっしりした」という方が適切だと思います。また、質感も向上していました。
内装に目をやると、鉄板むき出しの部分がほとんどなくなっており、きちっと内装が施されていました。ソフトな素材ではなく、思いっきりプラスチックですが、カングーの位置づけを考えたら十分でしょう。
装備が充実していて、ベースとなったセニックのものをうまく流用しているようで、ハンドル・オーディオ・エアコンなどランクがアップしているようです。
ルノーといえばシートの良さに定評がありますが、フロントシートは相変わらず見事で、ホールド感や座り心地は見事です。リアシートは旧型では平板で、ややルーズな姿勢になりがちでしたが、新型では座面にしっかり角度が付いていて、適切に座れるようになったので、快適度がアップしていました。
ルノー金沢中央のショールームでは、新旧カングーが展示してありましたが、明らかに商用車から乗用車へと進化していました。
横幅が気にならなければ新型はとても魅力的です。フル装備に、クルーズコントロール、トラクションコントロール(ESPは無し)が付いて、7万円弱の値上げに抑えられていますので、かなりお買い得です。
なお、店長さんの話では、乗った感じややおっとりした感じがしたそうです。これはエンジンが同じなのに、260kgも車重が増えたためのようで、とくに加速時に強く感じるそうです。ただ、比較しない限りは分からないだろうとのことでした。
いつもは空いている店が、今日はひっきりなしにお客が来ていましたから、「カングーのモデルチェンジはインパクトがあるなぁ」と思った次第です。
興味がある方は、とにかく一度ルノーディーラーへいって車を見てほしいと思います。