ノートPC の場合、大容量のメモリを積むにはいくつか障壁があります。
まず、そもそも本体の最大容量が小さい場合があります。
普通のノートの場合はほとんどが最大 4GB です。
ただし、これは搭載しているWindows が 32bit なので、全く問題がないでしょう。
問題は 64bit の Windows をインストールして 4GB を超えるメモリを搭載したい場合です。
4GB を超えるメモリを搭載できるノートはそんなに多くはありません。(HP には比較的多いようです。)
また、本体側の問題がクリアできても、ほとんどの場合は1枚 4GB の SO-DIMM を2枚つけて 8GB というのが限界です。デスクトップ(自作用のマザーボード)では16GB以上積めるものが多くなっています。
つまり、現状 8GB のメモリ搭載がノートの限界といえます。
しかし、さらに問題があり、そもそも1枚 4GB のメモリは選択肢が少ないのです。
その少ない選択肢の中で手頃なのが、PATRIOT の SL シリーズです。
・4GB 1枚の「PSD24G8002S」 約2万円
・4GB 2枚組の「PSD28G800SK」 約4万円
2GB のモジュールと比較するととんでもなく割高ですが、これでも一番安いメモリのようです(汗)。
他ではバッファローから「D2/N800-4G」が出ていますが、こちらは1枚のみで、約3万円です(汗汗)。
また、エレコムからも発売されていますが、とんでもなく高いです(滝汗)。
なんだか、「メモリを多く使う仕事はデスクトップでやれ!」といわれているようですね。
ノートPC を完全にデスクトップの代替として使うにはまだもう少し時間が必要なようです。
ノートPC を使うときは能力をよく把握して、ある程度割り切って使いましょう。