HP Mobile Data Protection Sensor を Windows10 で有効化する方法を説明しました。デバイスがうまく認識されない方は、ぜひ参考にしてください。詳しいやり方からバージョンの検証まで解説しています。
なぜ HP Mobile Data Protection Sensor は、Windows10 でうまく動作しないのか?
日本HP(ヒューレットパッカード)のパソコンにWindows10をインストールすると、どうしてもデバイスマネージャで「!」のマークがついて使えない装置がありますよね。例えば HP Mobile Data Protection Sensor がその代表ではないでしょうか。
これは非常に単純な話で、デバイスドライバが古いために Windows10 でうまく動作しないんです。ならば、最新のソフトウェアを入手するだけですが、なかなか見つけられなくて探しているうちに、このページにたどり着いた方もいらっしゃると思います。
そこで、どのようにドライバを手に入れるのか、詳しくご紹介しましょう。
HP Mobile Data Protection Sensor のドライバ入手と有効化の手順
それでは、HP Mobile Data Protection Sensor のドライバ入手方法と有効化の手順を、詳しくご紹介しましょう。
HP Mobile Data Protection Sensor ドライバを入手する
HP Mobile Data Protection Sensor ドライバは、メーカーサイトから簡単に入手できます。これはちょっとした検索のコツがあるんです。具体的には次のようにしましょう。
検索ワード:”HP 3D DriveGuard Windows10”(Google の場合)
実は、HP Mobile Data Protection Sensor というワードではうまく見つからないんです。このデバイスは、HP 3D DriveGuard のための装置なんですよ。なので、両者のつながりを知っている人だけが辿り着くんです。(う~ん、分かりにくい…)
これで、HP Mobile Data Protection Sensor が Windows10 でうまく動作しないことについて説明している公式サイトにたどり着けます。バージョン番号が 4.2.9.1 のソフトウェアが見つかりますので、ダウンロードしてください。
ファイル名は「sp61037.exe」ですので、これで間違いなく見つかると思います。(パソコンの機種によっては「sp71811(なぜかファイル名はsp76484.exe)」となっていますので、適合を確認してください。その場合バージョン番号が 6.0.28.1 になるようです。)
ドライバをインストール
入手した sp61037(またはsp76484.exe)をダブルクリックして、指示に従えば簡単にインストールできます。ちなみに、古い HP 3D DriveGuard がすでに入っている場合は、事前に削除(アンインストール)してからの方が安全ではないかと思います。
うまくインストールできれば、以下の写真のように HP Mobile Data Protection Sensor の感嘆符(!)が消えて、正常に動作しますよ。
(HP2760p のデバイスマネージャ画像)
なお、HP 3D DriveGuard に HP Mobile Data Protection Sensor のドライバが含まれていますので、これだけで作業完了です。(一見すると、アプリだけがインストールされるように感じると思いますが、ご安心ください。)
これで、バッチリ HP Mobile Data Protection Sensor が使えるようになったのではないかと思います。
付録:関係性を検証してみる
ここで、HP 3D DriveGuard と HP Mobile Data Protection Sensor の関係を簡単に検証してみます。具体的には、バージョン番号を比較してみました。
HP 3D DriveGuard のバージョン番号は「4.2.9.1」でした。
([設定]の[アプリ]より確認)
HP Mobile Data Protection Sensor のバージョン番号は「4.2.9.1」でした。
([デバイスマネージャ]より確認)
お気づきですか? 両者ともに同じバージョン番号の「4.2.9.1」ですよね。つまり、アプリとデバイスドライバに、密接な関係があると考えられるわけです。(sp71811 の場合も同様だと思われます。)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
HP Mobile Data Protection Sensor が Windows10 で「!」がついてしまって使えない場合の対処方法をご紹介しました。ポイントは、HP 3D DriveGuard の最新版をインストールするところですが、これは簡単には気づけないのではないかと思います。
中古パソコン店でも、HP製ノートパソコンについては「一部のデバイスに!がついていますがご了承ください」といったコメントが見受けられます。これは、HP Mobile Data Protection Sensor のことを指していると思われます。
プロでも分かりにくいことですので、私が解決できたのは偶然なのかもしれないと思えるぐらいです。結局、デバイスの認識がうまくいってよかったというよりは、「情報の提供は難しいもんだなぁ」という気付きの方が強い気がしますね。
以上、「HP Mobile Data Protection Sensor を Windows10 で有効化するには?」と題して説明しました。お困りの方に役立てば幸いです。