トヨタが2014年度内に燃料電池車を発売します。
かなり本気度が高いようで、「電気自動車をやるのであればいっそのこと燃料電池車をやろう」ということのようです。
簡単に言えば、水素で電気を作ってそれでモーターを回すというものです。なので、基本は電気自動車です。
航続距離が延びるとか、ランニングコストが安いとかいろいろとメリットがありますが、問題は水素をどこで手に入れるかです。
電気自動車の場合はどこでも電気が手に入りますが、水素の場合は簡単にどこでも手に入るわけではありません。
なので、乗用車としてはなかなか使い勝手が悪いです。しかし、決まったところだけを走るような商用車としてなら十分使えるでしょう。
また、水素自身もどうやって作るかという問題があります。単に作るだけなら水の電気分解ができますが、だったら電気はそのまま電気自動車に使ったほうが効率が良いです。
工業関係でどうしても水素が発生する分野があるはずですし、プランクトンに水素を作らせる研究も進んでいます。そういったところから水素が手に入れば初めのうちはある程度まかなえるかもしれません。
水素の安定供給ができるようになれば、何とか普及する可能性がありそうです。
ところで、最初にこの燃料電池車を購入するのはどこの企業でしょうか？そしてどのように水素を調達するのか興味があるところですね。