現在SATAの規格はSATA3の6Gbps転送です。
しかし、1つ前の規格であるSATA2.xの3Gbps転送も健在です。
HDDであれば大きな差はないですが、これがSSDとなると話は別で、シーケンシャルアクセスが3Gbpsをはるかに超えてしまっています。
では、SATA2.xでSSDの高速性を全く享受できないのかといえばそうではありません。
チップセットが対応していれば、RAID0のストライピングが使えますので、ある程度の高速化は可能です。
ストライピングは2台のHDD(SSD)を1台として使い、データを半分ずつ記録します。そうすれば、読み書きの時間が半分になるので、結果速度が倍になるという考え方です。
単純に考えれば、SATA2.xでも倍の速度が実現できますね。
もちろん実際にはそんな簡単に倍というわけにもいきませんが、それでも限界を超えられるという点では魅力的な方法です。
そしてそれをSSDにしてしまえば、高速なシステムができるというわけです。
最近だと128GB程度のSSDが安くなっているので、2台購入してRAID0を構築すれば、256GBで高速なドライブに変身します。当然256GBのSSD1台を使用する方法に比べて高速になります。
ですが、SSDの場合は書き込みに関しては寿命があります。これが伸びるのか縮むのか正直よくわかりません。
書き込みのデータ量は半分ですが、書き込みの回数は一緒です。SSDは書き込みの回数が寿命に影響しますので、判断が難しいところですね。
まあ、SATA3のボードを増設してしまったほうが手っ取り早い気もしますが、RAIDという構造自体に興味がわきますので、一度は試してみたい方法ではありますね。