先月下旬にマツダから新技術が発表されました。
SKYACTIVE と呼ばれるもので、高効率で低燃費に貢献する一連の技術をそう呼んでいます。(詳しくはこちら)
ではいったいどんな技術なのか?調べてみると興味深いことがわかります。
実はよくよく見ると特別新しいものではないのです。これまであった技術を磨いただけといっても過言ではないものです。
ただし、それだけで驚くべき成果が出るわけはありません。たとえば、エンジンでは本来高回転・高出力のための技術を、効率を高め燃費を向上させるために使っています。
つまり、パワフルなエンジンを作るためには効率の良い作りにしなくてはいけないので、それをうまく利用すれば燃費が向上するというわけです。
また、他の部分でも当たり前のことを徹底的に研究して精度を極限にまで高めるとか、徹底的に滑らかにするとか、基本をしっかり押さえているにすぎません。
でもそれが一番重要なことなのかもしれません。
その結果、ハイブリッドを使わないでエンジンだけで 30km/l という燃費を実現できています。
しかし、正直言って MT でさえも改良点があったとは驚きです。もう十分枯れた技術だと思っていましたから。
当たり前のことを当たり前にやることこそ大事だという、まるで人生訓のようなものを見せられた感じですね。