タイヤの空気入れについて、選び方のポイントをご紹介します。読者対象は、自動車用タイヤのメンテナンスを自分でやりたい方です。市販品の種類と特徴について、筆者の経験も踏まえて詳しく解説しています。
なぜタイヤの空気入れ(エアーコンプレッサー)が重要なのか?
「タイヤの空気入れ(エアーコンプレッサー)の選び方が知りたい!」と感じて、あなたはこちらのページをご覧になられていると思います。自動車のタイヤは空気入れを使わないと空気が入りませんから、どんな製品を選べばよいのか気になりますよね。
ところで、わざわざ自分用の空気入れを探しているということは、タイヤの空気圧を自分で調整して最適な状態を保ちたいとお考えの方だと思います。スタッドレスとサマータイヤの交換後にも、空気圧の点検・調節がすぐできて便利ですからね。
すると、個人がたまに使うことになりますから、そのような用途に見合った製品が知りたいのではないでしょうか。そこで、タイヤの空気入れにはどのようなものがあるのか、詳しくご紹介していこうと思います。
タイヤの空気入れ、選び方のポイントは5つです!
それでは、タイヤの空気入れについて選び方のポイントをご紹介します。全部で5つのポイントに分けましたので、ぜひすべてに目を通してください。
自動車用の空気入れ(エアーコンプレッサー)が必要です。
自動車のタイヤはかなりの圧力がかかりますので、対応した空気入れが必要です。何かで代用するのはやめたほうが良いと思います(代用は難しいでしょうが)。例えば、浮き輪の空気入れを使うとか、人が口で空気を入れるというのはかなり厳しいでしょう。
さすがにこの様な空気入れではちょっと…
恐ろしく効率が悪かったり、危険が伴ったりすると思いますので、自動車のタイヤに対応した空気入れを使わなくてはいけません。「空気が出れば何でもよい」というわけではないことだけは知っておいてください。
なので、ネットで検索するときは「自動車 空気入れ」とか「車 エアーコンプレッサー」など車を絡めたワードを使うようにしましょう。関係のない空気入れが表示されなくなりますので、うまく検索できますよ。
手動式の空気入れはあるけれど…
空気入れといわれると、人力で使うタイプを思い浮かべる方がいらっしゃると思います。さすがに縦型の手で動かす空気入れは使えませんが、足踏み式の空気入れであれば自動車のタイヤまで対応している製品があります。
※このタイプは自動車に対応していません。
このような手動式の空気入れは使えないわけではありませんが、おそらくとんでもない時間がかかりますので、おすすめは致しません。また、金額的にも手動式と電動式に大きな違いはありません。コスト面でもメリットは少ないと思いますよ。
電動式の空気入れが手軽で確実!
自動車のタイヤに空気を入れるのであれば、電動式の空気入れが確実です。商品の分類としては「エアーコンプレッサー」という名称です。一般的には、シガーソケットから12V電源をとるものとなります。
ホームセンターやカー用品店で買い求めれば間違いないでしょう。ただし、通販で購入する場合は必ず評判を確認してください。余りにも安いものはすぐ壊れることがあるようです。空気は想像以上に圧力が高いので、半端な製品は耐久性が低いようです。
筆者の経験では、【大橋産業(BAL)】や【大自工業】などの製品が安いのに安心です。おそらくほとんどの場合でこの二社のどちらかになるのではないでしょうか。販売価格は、どちらの製品でも2,000~2,500円ぐらいだと思われます。
参考例:大自工業 ML250 エアーコンプレッサー
高級なものになると、パワーがあって空気の充填時間が短かったり、音が静かだったりと性能が向上しています(デジタルで上限を設定できるものもある)。この辺は予算やご自身の使い方で、お好みのものを選んでいただければ問題ないと思いますよ。
本格的なプロ仕様の空気入れもある
エアーコンプレッサーを個人で使うには数千円のもので十分ですが、これが1万円を超えてくると家庭用というよりはプロ仕様に近い気がします。もちろん予算が許せば買っても何ら問題ないんですが、無理して手を出すほどのものではないと思います。
※ プロ仕様品のイメージ例
ただ、プロ仕様になってくると、あっという間に空気が入ったりとても静かに動いたりと明らかに機能は優れています。安い製品だと「ガーガー」とうるさかったり、狙った空気圧になるのに数分間かかったりしますので、プロ仕様はあこがれますね。
ちなみに、プロ仕様の製品はメンテナンスが発生するかもしれませんので、その点はよく確認しておいてください。
できればエアーゲージも用意しておきたい
空気を入れること自体は、先ほど紹介した低価格の製品で問題ありません。しかし、筆者が経験的に感じたのが、「エアーコンプレッサーのメーターはあまりあてにならない」という点です。つまり、別途正確に測定したほうが良いということです。
※ 2,000円以下で十分な製品が購入できます。
筆者の場合は、ダイヤフラム式の「エアーゲージ(タイヤゲージ)」というものを購入して空気圧をチェックしています。これならばきわめて正確に測定できるので、いったんエアーコンプレッサーで空気を充填した後に、エアーゲージで調べるんですね。
すると、4輪すべてで若干のズレが出ているのが分かります。エアーゲージは空気を抜くこともできるので、狙った圧力になるよう測りながら調整するんです。やり方としては、空気を若干余計に入れておいて、エアーゲージで少し抜いて調整しています。
まとめ
ここまで自動車のタイヤ用空気入れについてポイントをご紹介しましたが、どのような点に気を付ければよいのかご理解いただけたと思います。
空気入れは車のタイヤに対応した製品を購入すれば、まず問題ないでしょう。ただし、極端に安いものは耐久性に問題があることも考えられるので、評判を確認してください。高級品は性能や機能も優れていますが、懐具合との相談になると思います。
また、空気圧の点検のためにはエアーゲージを用意しておくと便利です。タイヤの空気を充填した後に正確な値を知るためにも、購入をお勧めします。タイヤは命にかかわってくる重要部品ですから、適正な空気圧に調整して安全快適を心がけたいですね。
以上、タイヤの空気入れについて選び方のポイントをご紹介しました。
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