メガーヌ2RSの故障、エンジンがオーバーヒート!?

メガーヌ2RSの故障、エンジンがオーバーヒート!? メガーヌの故障

ルノーメガーヌ2RSの故障で、エンジンがオーバーヒート!? した時のお話をします。どのような状況でどんな処置をしたのか知りたい方は、ぜひご一読ください。どこが故障したのか詳しくお伝えしています。

メガーヌ2RSの故障、エンジンがオーバーヒート!? しました。

メガーヌ2RSに乗り始めて数年が経過した頃にエンジンがオーバーヒート状態になりましたので、その時のお話をしようと思います。オーバーヒートはエンジンをだめにしますから、気になる方は決して少なくないのではないでしょうか。

本当にエンジンがオーバーヒートしてしまうと、修理は簡単ではないでしょう。場合によってはエンジンを乗せ換えることになると思います。今回のお話ではそこまでいきませんでしたが、それでも危なかったことに変わりはありません。

そこで、いったい何が起こったのか、どのような対応をしたのか、できるだけ詳しく事の顛末をご紹介していこうと思います。

メガーヌ2RSの故障、エンジンがオーバーヒート!? した時の顛末をご紹介。

それでは、メガーヌ2RSの故障でエンジンがオーバーヒートした時の顛末をご紹介します。

メガーヌ2RSを運転中に、それは起こりました。

ある冬の時期にメガーヌ2RSを運転していました。仕事が終わり、自宅に向かって車を走らせていると、ふとメーターの針が気になったのです。「あれ? 今、水温計の針が大きく振れたような…」と見えたのですが、針は中央にあります。

「気のせいかな?」と思ったのですが、気にしながら運転すると、明らかに針が振れているんですよ。どうやら、加速時にエンジンをやや回すと針が高温の方に動くんです。そして巡行状態になると針が中央に戻ってきます。

とにかく、水温計が何らかの異常を示していますので、何か問題が起こっているのは間違いなさそうです。

メガーヌ2RSに何が起こったのか?

では一体、メガーヌ2RSに何が起こったんでしょうか? 水温計が正しいとすれば、冷却水が異常に暑くなっているということが分かります。だとすると、冷却水がうまく回っていないのか、ラジエーターでの冷却がうまくいっていないということになるでしょう。

もし、水温計に問題が発生しているのであれば、冷却系には特に問題がないのに、さも何らかの問題が発生したかのように表示していることになります。とりあえず、通り道にあったオートバックスに寄ってみましたが、特に何も分かりませんでした。

どうやら、オートバックスは日本車は対応できても輸入車は対応できない(もしくは問題の発生を回避するため対応したくない)ようですね。これではらちが明かないので、翌日すぐにルノー金沢(当時はルノー金沢中央)に入庫しました。

オーバーヒートに至った原因とは?

ルノー金沢にて診断してもらったところ、冷却水が減っていることが直接的な原因とのことでした。そのことを聞いた瞬間、過去の悪夢が脳裏を横切りました。それは、ラジエーターに穴が開き、水が漏れるというものです。

メガーヌ2RSの故障、ラジエーターから水漏れ発生!
ルノーメガーヌ2RSの故障で、ラジエーターの水漏れが起こった時のお話をします。同様の現象に遭われた方や、事前に知っておきたい方はご一読ください。故障の発生時から最終的な対応まで説明しています。

ですが、水漏れの原因は意外なものでした。それはラジエーターキャップの破損で、気密性が低下したために水が「シュー」と抜けているというのです。ただ、それ以外にホースの破損などがないか確認したいということで、数日預けることになりました。

大事には至っていないようなのでホッとしましたが、この時にある意味を理解しました。それは、ラジエーターキャップに社外品がある(日本車など)ことです。キャップにスポーツモデルが存在する意味がようやく理解できました。案外壊れるものなんですね。

メガーヌ2RSの修理はどのように行われたのか?

点検の結果、ラジエーターキャップ以外に問題点はないということで、冷却水を補充したうえでキャップを新品に交換して修理というか、対処は完了です。出費も最小限となり安心しました。ただし、作業は意外と面倒だったかもしれません。

というのも、メガーヌ2はラジエーターがバンパーの内側にあるような作りなので、キャップを付け替えるだけなのにかなり面倒なんです。ディーラーメカニックであればうまいやり方を知っているのだろうと思いますが、素人だとかなり苦労しそうです。

なので、キャップを交換するという極めて簡単な作業なのに、そこへ行きつくまでにかなり面倒くさい仕事が待っていると言えそうですね。

【参考】修理中の代車とは?

ところで、故障の疑いがあったため飛び込みでディーラーへ行きましたので、代車がないという状況になりました。「弱ったなぁ、バスで帰ることになるのか?」と、やや困惑していたところ、店長の粋な計らいで試乗車を代車として貸していただきました。

その車種は何と「メガーヌ3RS」です! その当時の最新型である後期型でしたので、かな驚きました。「お借りしちゃっていいんですか?」と思わず聞きましたが、「大事に乗られているので信用していますよ」と快く貸してもらったのでした。

2日ほど通勤に使いましたが、さすがメガーヌ3RSの後期型だけあってパワフルで抜群の走りの良さでした。ですが、かなり足回りがハードなので、工事中の道路など凹凸が激しい路面では「ドスン、ドスン、ドスン」という感じで乗り心地は厳しかったですね。

通常の試乗がほんの数十分であることを考えると、2日間もメガーヌ3RSを貸してもらえたのはラッキーでした(ルノー金沢の店長、その節は本当にありがとうございました)。

まとめ

メガーヌ2RSのオーバーヒートに関してご紹介しましたが、いかがでしょうか?

厳密にはオーバーヒートまで行くことはなく、冷却水の継ぎ足しとキャップの交換で事なきを得ました。水温計の針が中央から高いほうへ振れるのを目の当たりにすると、多少の怖さを感じますね。「オーバーヒートするんじゃないか?」と思いますから。

これで冷却系で2回も問題に見舞われましたから、その後からは、かなりいろいろなところを気にするようになりました。本格的な点検は難しいとしても、常日頃から車の状態について関心を持っておくことは、とても大事なことだと実感しました。

今回のようなラジエーターキャップの不具合というようなことは、そんなにないことかもしれませんが、絶対ないとは言えないわけですから、このページをお読みになられているあなたもお気を付けいただければ幸いです。

以上、メガーヌ2RSの故障で、エンジンにオーバーヒートの疑いがあった件についてお話ししました。

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